岡山市南区藤田の管工事業「ましお設備工業」が岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンク岡山支店の発表によりますと、同社は1970年創業の管工事業者です。地元の建築工事業者などを得意先として、事業所・店舗・アパート・一般住宅などの管工事や設備工事を手がけ1998年9月期には年売上高約1億2000万円を計上していたということです。
しかし、近年は資材価格が高騰するなか、受注価格への転嫁が進まず不採算の状況を余儀なくされ、財務内容は債務超過の状態が続いていたということです。借入金の返済が負担となって資金繰りが悪化し、2023年10月には事業を停止していました。
負債は約3500万円とみられています。