5日に神奈川・横須賀市で開催される予定だった「よこすか開国花火大会」の中止が突然発表された。
その原因は「トランプ政権下の混乱」というまさかの理由だった。一体、何があったのか。

“秋の風物詩”の「よこすか開国花火大会」突然中止に

秋の夜空を彩る、海から打ち上げられた1万発の花火。

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5日に神奈川・横須賀市で開催される予定だった「よこすか開国花火大会」。
ところが、突然の中止発表。

その原因は、遠く離れたアメリカにあった。
「トランプ政権下の混乱」というまさかの理由だった。

花火大会を楽しみにしていた人からは、「中止は昨日知りました。ビックリですよね」「さみしいですね。(Q.どんな予定だった?)みんなで浴衣着て集まろうと思ってて、楽しみにしてたんですけど」という多くの落胆の声が聞かれた。

なぜ、アメリカの混乱が原因で開催直前で花火大会の中止が発表されたのか。

横須賀市内にあるアメリカ海軍横須賀基地では毎年、花火大会と同じ日に基地の一般開放イベント「日米親善ヨコスカフレンドシップデー」を開催。
毎年、多くの人が訪れていた。

ところが今、アメリカ国内ではトランプ政権と野党との対立により連邦政府の予算が通過せず、政府機関の一部閉鎖が相次いでいる。

その影響は在日米軍にも及び、横須賀基地で行われるはずだった日米親善イベントも中止が決定。

これを受けて横須賀市が協議した結果、花火大会を安全に開催することができないと判断し、中止を発表したのだ。

花火大会で想定される来場者数は約19万人。
そのうち半数ほどが、開放された横須賀基地内で観覧すると予想されていた。

しかし、基地でのイベントが中止されたことで、街に流れてくる人たちの観覧場所が確保できず、やむなく中止の判断に至ったという。

中止の影響は飲食店にも「20万円くらい減っちゃいます」

その影響は、市内の飲食店にも及んだ。

YOKOSUKA SHELL 店長・ケイさん:
いつもより多めに準備してたし、従業員もいつもの倍に用意していたんですけど、急に中止になったので…。

“ヨコスカ3大グルメ”ともいわれる「海軍カレー」「ネイビーバーガー」「チェリーチーズケーキ」などがメニューに並ぶ「YOKOSUKA SHELL」。

花火大会に向け食材を多く仕入れるなど、準備を進めていたが…。

YOKOSUKA SHELL 店長・ケイさん:
中止が発表されてからキャンセルになった。(売り上げは?)20万円くらいはたぶん減っちゃいますね。
(「イット!」10月3日放送より)

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