沖縄県内でSNSを使った投資詐欺の被害が相次いでいて、件数・被害額ともに既に前の年を上回っていて警察が注意を呼びかけています。

10月はじめ、那覇市に住む50代の会社員の男性がSNSを通じて知り合った人物から暗号資産に関する投資話を持ちかけれられました。

男性は勧められた投資サイトを通じて指定された口座にあわせて1700万円を振り込むと、しばらくして2000万円の利益が出ていると表示されました。

男性が金を引き出そうとすると「利益に対する税金」として更に400万円の支払いを求められたため応じましたが、その後も引き出せなかったため、不審に思い、警察に相談したところ投資サイトは架空のものだったということです。

また、2025年8月には県内に住む50代の会社員の男性がLINEの投資グループで知り合った「投資のプロ」を名乗る人物から嘘の投資話を持ちかけられ、およそ1600万円相当の暗号資産をだまし取られていたことが分かりました。

県内では2025年に入って、11月12日までにSNSを使った詐欺の被害が247件、被害総額は21億3300万円にのぼっていて、これはいずれも2024年1年間の被害を上回っています。

警察はSNSを通じて金や投資の話が出たら必ず詐欺を疑うよう呼びかけています。

沖縄テレビ
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