台湾の南西海上にある台風26号が13日以降東よりに進路を変え、奄美や沖縄本島の南海上を進む予想だ。14日には奄美大島の南東海上で温帯低気圧に変わる見込みだが、湿った空気が流れ込む影響で、奄美地方は大雨や落雷、突風に注意が必要だ。
台風26号 14日には温帯低気圧に変わる予想も油断は禁物
12日正午時点で、台風26号の中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。その後台風は台湾をかすめるように北東に進むとみられる。13日午後以降は沖縄本島や奄美群島の南海上を東北東に進み、14日には温帯低気圧に変わる予想だ。
前線が北上 奄美地方は大雨に注意を
台風直撃の可能性こそ低いが奄美地方では大雨に注意が必要だ。気象台によると東シナ海から沖縄付近に伸びる前線が13日にかけ奄美地方に北上するとみられる。前線の南側に台風があることも影響し前線に向かって温かく湿った空気が流れ込み、雨雲が非常に発達しやすくなっている。
奄美地方では13日夜遅くにかけて雷を伴った強い雨、激しい雨が断続的に降る見込みだ。13日12時までの24時間雨量は、いずれも多いところで奄美北部120ミリ、南部100ミリ、十島村80ミリと予想されている。また13日夜遅くにかけて落雷や竜巻など激しい突風のおそれもある。引き続き、最新情報を小まめにチェックしてほしい。
