宮城県・女川町で水揚げされたサンマの炭焼きが輪島市門前町で振る舞われました。きっかけは、ともに復興を目指す被災地同士の絆でした。

能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市門前町の道下地区。サンマの炊き出しを行ったのは宮城県石巻市で飲食店を営む有志8人です。

その中の1人、石巻市でラーメン屋を営む佐藤健司さん。東日本大震災で受けた支援への恩返しとして、何度も能登を訪れていて今回が9回目の訪問です。

佐藤健司さん:「宮城県の物をもってきるとみんな喜んでくれる、復興まで10年とかかかると思うけど連絡取りながらやって行けたらと」

炊き出しには日本有数の水揚げを誇る女川町のサンマ800匹が振舞われ、会場は多くの人たちで賑わいました。

この場所には地域の憩いの場として食事や買い物ができるマルシェがオープンする予定。代表社員の柴田寿美香さんも石巻の有志メンバーの応援を受けながら開業を目指してきました。

合同会社とうげマルシェ柴田寿美香代表社員:「ずっと震災当時から繋がっていた私たちも石巻に研修にいっていた」「みなさんと一緒に出来るのが嬉しい」「マルシェが出来る事を身内のように喜んでくれて感謝しています」「笑顔溢れる店にしたい」

輪島市門前町の「とうげマルシェ」は今月21日にプレオープン、24日にグランドオープンします。

石川テレビ
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