雪の重さから木の枝を守る「雪吊り」の作業が、10日から金沢市内で始まりました。

西岡アナ:
「冷たい風が吹く中、こちらの梅の木では、庭師によって冬支度が進められています」

日本海側特有の湿った雪の重みで枝が折れないように行われる「雪吊り」。
初日となった10日は、雨のため金沢駅東広場の地下にあるクロマツと梅の木から作業が始まりました。加賀の伝統的な造園技術である、リンゴ吊りと呼ばれる手法を使い、市の委託を受けた造園業者が芯柱から縄を垂らして枝を吊る作業を行いました。

金沢市都市整備局緑と花の課 谷村亮輔技師:
「雪吊りは金沢の一つの伝統的な文化で見た目も美しいので、見て楽しんでいただければと思います」

雪吊り作業は、市内の公園や街路樹などおよそ5万7千本に施される予定で来月19日まで続きます。

石川テレビ
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