福岡県八女市にある人口約2000人の星野村に、10月30日に待望の店がオープンします。

◆記者リポート
「すごい道です。かれこれ30分ほど山道を進んでいます」

八女市に入り、山道を走ること30分。

人口1955人の、八女市星野村です。

いまこの村が、あるニュースにわいています。

◆村人
「あ~セブンやろ」

◆村人
「『セブン-イレブン』ありがたいです」

◆記者リポート
「山間の集落を抜けていくとありました…きれいな外装、新しくできたセブン-イレブンです」

星野村に30日、新たにオープンするセブン-イレブン。

全国初の地域共創型店舗として、地域の課題となっている買い物支援を目的に八女市とセブン-イレブンがタッグを組みました。

広さは30坪と一般的な店舗の半分程度ですが、これまで最も近くにあったコンビニが車で約20分の距離だったこともあり、村の人たちにとっては待望のオープンとなります。

◆村人
「八女(中心部)まで車で30~40分かかる。高齢者が多いから自分では行けない。近くだったら隣の人に『ごめんだけど、これ買ってきて』とかできる」

◆村人
「ちょっと何か品物がない時は、マヨネーズとかだったらさっと買いに行ける」

一方で、複雑な心境の人もー。

星野村にある数少ない商店の一つ、柴山商店です。

◆柴山商店 従業員
「(客が)減るのかな…でも卸専門なので、ここがなくなると困るという人もいる」

セブン-イレブンへの期待とともに、同じ商店としての不安を抱えているようです。

こうした中、29日午後3時から行われたプレオープンではー。

◆記者リポート
「店内は人でごった返しています」

村の人たちが思い思いの商品を購入していました。

◆プレオープンに来店した客
「人ばかりで身動きが取れない。これだけは目についたから買おうと思って。また2~3日して来る」

30日、オープンを迎えるセブンイレブン八女星野村店。

今後、買い物支援の一助となっていくのか、注目されます。

テレビ西日本
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