水産業を志す高校生たちが約2カ月の航海実習を終え、11日に福岡市の博多港に帰港しました。

◆母親
「ようやく会えるなって」

「たくましく帰ってきてほしいなという心配もありましたが…」

11日朝、博多港で皆さんが待ちわびていたのは…

2カ月前に船出した我が子たち。

◆実習生(2ヵ月前)
「いろいろと辛いこともあると思いますが、みんなで助け合って乗り越えていきます」

福岡県立水産高校では毎年、航海士や漁師など海の仕事を志す生徒たちの航海実習を行っていて、今年も54人の実習生が大海原へと船出しました。

実習生たちは福岡から約7000キロ離れたハワイ沖へ。

約2カ月、船の操縦や海洋調査の技術を学んだほか、連日、早朝から深夜までマグロ漁にも励みました。

その成果は…

捕獲したマグロの総重量は約8トン。

実習生たちにより福岡中央卸売市場へと運び込まれました。

マグロは、津屋崎港での販売が検討されています。

◆県立水産高校 専攻科1年
「達成感がある。頑張ってとったので沢山の人に食べてほしい」

最後の大仕事を終えた実習生たちは、家族や友人たちが待つ博多港へ。

◆家族
「おかえり~!」

「お兄ちゃん、おかえり~!」

約2カ月の過酷な実習を乗り越え、家族や友人と再会を果たしました。

◆実習生
「待ちわびていたのでうれしい、会いたかったです」

◆母親
「無事に帰ってきてくれただけで100点です!」

◆父親
「船出したときと帰ってきた今の顔は全然違う。責任感が出たと思う」

◆実習生
「頑張りました!」

◆母親
「おかえり!」

◆実習生
「ただいま!帰ってみんなでご飯を食べたい。焼き肉。」

◆親戚
「じいちゃん、焼き肉で」

◆実習生
「めちゃくちゃうれしい。夢は航海士として船長になりたい。」

◆同級生
「絶対になれます」

◆実習生
「絶対なります」

実習生たちはこれからもそれぞれの夢に向け、さらなる学びを続けます。

テレビ西日本
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