北九州市(福岡県)は11日、南海トラフ地震による津波被害を想定し、職員による情報収集や災害対応に関する総合防災訓練を行いました。
今回の訓練は、初めて南海トラフ地震を想定して行われ、市の職員のほか警察や自衛隊の連絡要員などあわせて約230人が参加しました。
午前11時に市内で震度5弱から5強の揺れが観測されて3時間半後に津波が押し寄せるとの想定で、情報収集や住民の避難、関係機関との連絡調整や対策本部の立ち上げなど事務方職員によるさまざまな災害対応をロールプレイング方式で確認しました。
今回の訓練結果は民間の防災コンサルタントが評価することになっていて、北九州市は大規模災害の経験がない職員の意識を改革し、対応力を高めたいとしています。