政府が近く取りまとめる経済対策に盛り込む方向で調整している「おこめ券」の活用について、立憲民主党の安住幹事長は11日、「もらえばありがたいと思う方はいると思うが、それより2万円の給付の方がよい」との認識を示した。
安住氏は、「現金の方がわかりやすいが、やめたから今度は商品券、おこめ券という金券に近いものを配ろうというのはどうかと思う」と苦言を呈した。
また、自民党と連立を組む日本維新の会がまとめた政府への経済対策提言で「政府効率化局」の設置を求めたことについて、「イーロン・マスクの真似でもしているつもりか。効率化局を作る話と経済対策は、ちょっと関係ないのではないか」と皮肉った。
そのうえで、立憲が取りまとめる経済対策について、「インフレ対策、物価高対策を急ごうという案を出したい。おこめ券ではなく、もっと大規模にやらないとまずいのではないかという提言をしていきたい」と強調した。