11月10日朝、長野県塩尻市の楢川小中学校の渡り廊下の窓がクマに壊されているのが見つかった。学校では部活動や屋外での活動を当面、控えるとしている。周辺ではクマの足跡が見つかり、猟友会が捕獲用の「箱わな」を設置した。警察や市は、付近の住民に注意を呼びかけている。
クマの通り道に…
不自然に壊れた窓枠。11月10日朝、塩尻市の楢川小中学校の渡り廊下で網戸が外れ、窓枠が折れ曲がっているのを職員が見つけた。
楢川小中学校・竹下俊明校長:
「こんな感じで倒されていた。(網戸が)外されて倒されていた。よく見ると、ここにクマの足跡らしきものが残っていたのでクマかなと思いました」
網戸には―。
楢川小中学校・竹下俊明校長:
「クマの爪痕っていうんですかね、残っていたので、クマが入ろうとしてやったんだと判断しました。(専門家によると)ここがクマの通り道になってるらしい。で、たぶんここに迷い込んでしまったんじゃないか」
猟友会や警察が駆けつけパトロールを行ったが、クマは見つかっていない。
■クマの足跡がポツポツと
猟友会:
「あれ、クマの足跡、そこ。ポツポツポツと、小さいクマじゃない」
周辺では、川から学校の方向に向かうクマの足跡が見つかった。猟友会は川沿いに捕獲用の「箱わな」を設置した。
出没を受け、学校は保護者付き添いでの下校を呼びかけた。
保護者:
「山が近いのでいつかはと思っていましたけど、なるべく外で遊ばないように、(子どもに)注意するよう話したい」
学校では、部活動や屋外での活動を当面控えるとしている。
警察や市はパトロールを行い、付近の住民に注意を呼びかけている。
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