信州大学人文学部(長野県松本市)の非常勤職員の50代女性が後援会費を横領していたとして、懲戒解雇されました。女性は体調不良を理由に聞き取りに応じておらず、大学はすでに刑事告訴したということです。
懲戒解雇されたのは、信州大学人文学部の事務補佐員の50代女性です。
大学によりますと、女性は、2014年度から2023年度にかけ、複数回にわたり学生の課外活動などを援助する後援会費を、申請書や領収書を偽造して横領していたということです。
女性は、後援会の会費管理を1人で担当していて、2024年行われた後援会の役員会で決算書に不審な点があり、学部が調査した結果、不正が明らかになりました。
横領した金額については、明らかにしていません。
女性は体調不良を理由に大学からの聞き取りに応じていないということです。
大学は11月7日付で女性を懲戒解雇とし、すでに、松本警察署に刑事告訴したということです。
大学は「教職員の法令遵守の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります」としています。