11月9日、長野県松本市で子どもたちの柔道大会が開かれました。企画したのはオリンピック金メダリスト出口クリスタ選手。「柔道を純粋に楽しんでほしい」と「コーチによる技術的な指導禁止」がルールです。

9日、松本市で開かれた子どもたちの柔道大会。企画したのは、塩尻市出身でパリオリンピック金メダリストの出口クリスタ選手です。

出口クリスタ選手:
「やっぱり柔道は楽しいなって思える一日にしましょう」

大会は年長から小学6年生までの7人制の団体戦。子どもたちの自主性を伸ばすため、「監督・コーチや保護者が技術面の指導をしない」ことがルールです。

その分―。

参加した子ども:
「押さえろ、そのままだ」

仲間の応援に熱!

試合の合間に出口選手と記念撮影も―。

参加した子ども:
「頑張ってくださいって言われました」
「(握手した)手がごつくて、強そうでした」

出口選手は柔道着に着替えトークショーも。

出口クリスタ選手:
「何よりもこの時期に一番大切だと思うのは、勝つことよりも柔道を楽しむことが大事だなと思っていて、外部からの音をなるべくシャットアウトして、自分で考えてほしいから、今回は技術的な指導はなしに」

試合の後も、うつぶせになった出口選手を動かせるか挑戦するゲームなどで交流しました。

子どもたちだけでなく親、コーチもこの日は純粋に柔道を楽しみました。

出口クリスタ選手:
「今回感じたものを次の指導に生かしてほしいなと思っているので、指導者、親御さんにとっても、子どもたちにとっても良い方向に行ったらうれしい」

長野放送
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