福井・鯖江市には、レッサーパンダの繁殖数が国内有数を誇る西山動物園がある。表情豊かなレッサーパンダは同園の人気者。彼らのトレーディングカードを販売をしたところ、“推しパン”のカードを求めるファンが次々と訪れている。
好評につき第2弾、当たり付きで再販
レッサーパンダの飼育舎に設置された「ガチャガチャ」。お金を入れてレバーを回すと小さな箱が出てくる。
箱の中に入っているのはレッサーパンダのトレーディングカード。レアカード2種類を含む全11種類がある。
去年10月に第1弾を販売し好評だったことから、今年9月に第2弾の販売をスタート。11月に新しい種類を加えた。
今回は、免許証風カードが同封されている「当たり」があるのも、ファンの心をくすぐっている。
国内有数の繁殖実績
西山動物園は、1985年(昭和60年)に中国・北京動物園から日中友好のシンボルとしてレッサーパンダ3頭の寄贈を受けて開園した。
それから40年、繁殖実績は国内有数を誇り、これまでに86頭を飼育してきた。
トレカは「それぞれの個体にも注目してもらおうと」販売を決めたという。
“推し”とレアカードを求めて…
この日、岐阜県から来たという男女2人は、2年前に西山動物園を訪れた際にレッサーパンダのファンになり、以来、毎月通っているという。
さっそくガチャガチャに挑戦すると…
「たいようくんでした!かわいい」
カードはきれいにファイリングしている。「これは今年の分で、全員分のカードがそろいました」。トレカの魅力は「自分の手元に残ること」だという。
この日、2人が狙っていたのは11月に追加されたレアカード。
レバーを回すこと10回。
「レアが出ました!」
ゲットしたのは、咲弥とモッチーの2ショット写真のレアカード。
「体が震えます。かわいい」
思わず笑みがこぼれる。
レアカードには“動く”仕掛けも
レアカードは、スマホで二次元コードを読み込むと、動くレッサーパンダが見られる仕掛けも用意されている。
レッサーパンダのトレカは1枚200円で6500枚販売予定。飼育舎「レッサーパンダのいえ」のラウンジに自動販売機が設置されている。
