しかし本番ではジャンプのミスが響き本人も悔しさをにじませた。

ショートでの悔しさを晴らした演技を披露した三宅のフリー(東日本選手権)
ショートでの悔しさを晴らした演技を披露した三宅のフリー(東日本選手権)

それでも、2位で迎えたフリー。

カギとなる冒頭の4回転サルコウを着氷。その後も大きなミスなく演技をまとめ、ショートでの悔しさをはらす演技を披露した。

「今回は悔しい部分がたくさんありましたが、できた部分に目を向けたり、練習してきたことがなくならないという自信があったので、立て直しがうまくいったのかなと思う」

気持ちの切り替えについてこのように語った三宅。

良いイメージで挑む今年の全日本に向けて、「自分を信じて、悔いのない練習をしていきたい」と勝負の12月へ闘志を燃やす。

現役続行を決めた大島光翔が3位

3位には大島光翔。

昨季は明治大学スケート部主将として大学最終年を過ごし、現役続行を決意した。

「日本代表を背負いたい」と強い気持ちで挑む今シーズン。

ショートは村元哉中さん振り付けの新プログラム(東日本選手権)
ショートは村元哉中さん振り付けの新プログラム(東日本選手権)

ショートは、見ている人を楽しませる“スタァ”の呼び名にピッタリな『Let Me Entertain You』。

ジャンプをノーミス、さらに会場を盛り上げ2位につけた。

『Footloose』の世界観を存分に表現した大島のフリー(東日本選手権)
『Footloose』の世界観を存分に表現した大島のフリー(東日本選手権)

フリーでは、ジャンプのミスがあったものの『Footloose』の世界観を存分に表現。ショート同様観客を魅了し、全日本の出場権を獲得した。