「足の形にしっかりフィットしているか。歩きやすいか。疲れや痛みを感じていた部分の違和感が減るか。立ったり歩いたりしてチェックしてみてください」

効果が実感しにくい場合は、もともと靴に入っていたインソールと、入れ替えることを検討しているインソールの、それぞれで10秒ずつ片足立ちして比べるのもお勧めだ。

「しっかり足にフィットしている場合はグラつきにくくなったり、足が軽く感じられることもあります。足がむくんで疲れや痛みが出やすい午後に試着した方が、フィット感や違和感が確認しやすくなります」

寿命は3カ月から半年

足にマッチしたインソールに入れ替えれば、疲れや痛みの軽減や予防が期待できるが注意点がある。インソールの反発力は履けば履くほど落ちてくるのだ。

「履く頻度にもよりますが、100円ショップや雑貨店に売っている高反発タイプのインソールの場合で、寿命は3カ月から半年ほど。寿命を迎えたインソールを使い続けると、また疲れや痛みが出てしまいます。反発力が落ちて地面の硬さを感じないか、穴が開いたり変形してしまっていないかは、まめに確認してください」

穴が開く前に入れ替えを(特集班撮影)
穴が開く前に入れ替えを(特集班撮影)

なお、なるべく長持ちさせるためには、靴を“雑に脱ぎ履きしない”ことが重要。

「靴ひもが緩いまま履くと靴の中で足が滑ってインソールが擦れやすく、傷みの原因となります。しっかり締めて履いてください」

「また、脱ぎ履きする際に靴を踏んでしまう方もいます。アーチサポートインソールの場合は、アーチ部分を踏んでしまうとインソールの反発力が落ちやすくなりますし、靴の形も崩れてしまうので絶対にやめてください」

ほとんどのインソールは抗菌防臭生地が使われているが、繰り返し履いているうちに臭いが気になることも。靴用の消臭スプレーでも軽減できるが、洗うのも効果的だ。

「洗面台などにぬるま湯を張って中性洗剤を入れ、その中で手洗いをしてください。そして、すすいだ後は陰干しで乾かすのがお勧めです。汚れや菌を落とせて、臭いも気にならなくなると思います」

洗って陰干しすれば臭いもなくせる(特集班撮影)
洗って陰干しすれば臭いもなくせる(特集班撮影)

足の骨の歪みは、全身に影響するという。酷くなると足だけではなく、膝や腰なども痛くなってしまう。病院に行かなくても済むように、歪みの影響を軽減するインソールにぜひ入れ替えてみてほしい。

プライムオンライン特集班
プライムオンライン特集班

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