1)硬い高反発タイプ
2)立体的な形状

まずは硬さ。最近では柔らかい低反発タイプのインソールもたくさん販売されている。足が沈みやすく、履いた瞬間は気持ちよく感じるかもしれない。しかし長時間履いているうちに地面の硬さを感じてしまったり、歩くときにたくさん力が必要になるという。

「高反発タイプの方が体重をしっかり支えてくれますし、地面を押し出す力もロスしにくいです。歩く時も最低限の筋肉を使うだけで済むので、疲れや痛みも出にくくなります。3~4mmの厚みがあって、体重に負けないような硬さの製品を選んでください」

手に取って指でつまんだ際に、“指先同士の硬さを感じないもの”、つまんだ後“すぐにへこみが戻るもの”が良いという。

つまんだ際に指同士の硬さを感じなければOK(特集班撮影)
つまんだ際に指同士の硬さを感じなければOK(特集班撮影)

もう一つの、足本来のアーチ状の形にフィットしやすい、立体的な形をしていることも重要になる。

「土踏まず部分が盛り上がっているものは『アーチサポートインソール』、かかとの丸みを包み込むような形をしたものは『カップインソール』と呼ばれます。足本来の形をキープさせるためにも両方の特徴を備えた、より立体的なインソールを選びましょう」

土踏まず部分の盛り上がりが重要(画像はイメージ)
土踏まず部分の盛り上がりが重要(画像はイメージ)

“高反発”と“立体的な形”という2つのポイントを押さえたインソールは、昔はスポーツショップでしか購入できなかった。しかし最近では100円ショップや雑貨店など、幅広い店で販売されているという。

「どのお店で買っても大丈夫ですが、初めてインソールを買う場合は必ず“試着”してからにしてください。試着用のインソールをできるだけたくさん用意している店舗で、いろいろな製品を試してから買うのが失敗しないコツです」

立ったり歩いたりを5分以上繰り返す

試着する際は店員に相談して、可能であれば5分以上は足との相性を確認してみてほしい。