午後になると足がだるくなったり痛くなる…。そんな悩みを抱えているのなら、靴のインソール(中敷き)を気にしてみてほしい。
入れ替えることで、痛みが和らいだりすることもあるというのだ。
“インソールの効果”や“予防につながるインソールの選び方”って何?日本フットケア・足病医学会に所属する理学療法士の根津憲継さんに、インソールにまつわる“あれこれ”を聞いた。
元のインソールはフィットしにくい
そもそも足のだるさ(疲れ)や痛みは、骨の歪みが原因になっていることも多いという。
「本来足の骨は体を支えやすいように、“アーチ状の橋”のようになっています。しかし、この形が歪んでしまうと特定の箇所に体重が集中したり、歩く際に余計な筋肉を使うことになって疲れや痛みが出るのです」
靴にもともと入っているインソールは平らでクッション性が低いものも多く、骨の歪みの影響を受けやすい。何か症状が出るのは、靴が足の骨本来の形にフィットしていないサインなのだ。
インソールを替えることで予防できることが分かったところで、次に気になるのが「どんな製品を選べばいいのか」ということだろう。
「インソールには足の疲れや痛みの軽減だけではなく、靴のブカブカ解消や消臭効果などを目的としたものまで、たくさんの種類があります。まずはパッケージを見て、自分の目的に合ったインソールを選んでください」
柔らかすぎるインソールはNG
足の疲れや痛みの軽減が目的であれば、根津さんは次の2つを満たしたインソールがお勧めだという。
