1300年に一度ともいわれる天体ショー「レモン彗星」が、福井県内でも撮影された。福井市の写真愛好家が28日夜、市内の海岸で撮影に成功。澄んだ夜空に輝く姿をとらえた。
“ダメ元”で海岸へ
レモン彗星の写真は、福井テレビアプリの投稿機能「ふくリポ」に寄せられた。
レモン彗星を撮影。
雲が多くダメ元で日本海へ。
日没後雲が切れ始め、撮影に成功しました。
緑色に輝いています。
コメントと一緒に投稿された2枚の写真には、濃紺の夜空にひときわ輝くレモン彗星の姿が。
雲が切れ撮影チャンスが
撮影したのは、福井市内に住む写真愛好家の50代の男性。光が撮影の邪魔にならない越前海岸まで車で移動し、午後5時頃に撮影をスタートした。
あいにく28日は曇天で、撮影から2時間近くが経ち諦めて帰ろうかと思った午後7時頃、雲が流れてチャンスが巡って来た。
カメラがブレないよう車を風よけにして3秒ほどシャッターを開け、撮影に成功。「とにかく嬉しかった。ダメ元だったので…」と喜びを語った。
