鹿児島城西女子バレーボール部は、2025年10月31日に開幕する春の高校バレー鹿児島県予選に向けて準備を進めている。2年連続で県予選決勝に進出しながらも、全国大会出場を逃してきたチームが今季、強力な新戦力を得て「絶対優勝」に向けて闘志を燃やしている。

頼冨果穂選手  1年生エースの圧倒的な存在感

身長174センチの1年生、頼冨果穂選手の加入がチームに新たな風を吹き込んだ。最高到達点は300センチとプロ選手に匹敵する跳躍力を持ち、中学3年時には17歳以下の日本代表として国際大会に出場した経験を持つ逸材だ。

「バックアタックの高さとパワーを意識してやってるので、バックアタックを自分の強みにしています!」と頼冨選手は自信を見せる。さらに「絶対に優勝して全国に行って全国でベスト8以上に入ります!」と力強く目標を語った。

鹿児島城西の歴史においても異例の1年生エース。その証として背番号「4」を与えられての出場となる。

この記事の画像(4枚)

有村姫奈乃キャプテン   勝利へのカギを握るセッター

チームを率いる有村姫奈乃キャプテンは3年生。2年生の時にスパイカーからセッターへとポジションを変更し、正確かつ丁寧なトスワークでチームを支える。

西田監督は就任10年目を迎え、今大会の勝敗を左右するのは有村選手の活躍だと語る。セッターへのコンバートから成長を遂げた有村選手のトスワークは、チームの強力な武器になっている。

「めっちゃ明るい人が多くて、どのチームよりも雰囲気とかはすごくいい。絶対に勝ちたいと思います」とキャプテンとして意気込みを語った。

チーム一丸で目指す32年ぶりの全国大会

2年連続で決勝に進出しながらも「あと1勝」が届かず、涙をのんできた鹿児島城西。今回の大会では、チームワークを最大の武器に32年ぶり2回目の春高出場を目指す。

練習後には「絶対優勝するぞー!」「This is 城西、城西愛!」と全員で掛け声を上げ、チーム一丸となって大会に臨む決意を新たにしている。

実力とチームワークを兼ね備えた好チームに期待が集まっている
実力とチームワークを兼ね備えた好チームに期待が集まっている

明るく活気あふれるチームカラーと、経験豊富な3年生に加え、強力な1年生エースという新たな戦力。この両輪で鹿児島城西は長年の悲願達成に挑む。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。