衆議院の議員定数を削減する法案の今国会での実現を巡り、与野党の攻防が激化しています。
自民党と日本維新の会が国会に提出した衆議院の議員定数を1割削減する法案を巡り、野党側は、衆議院の政治改革特別委員会で企業・団体献金の法案の審議を優先する姿勢で、審議入りのめどはたっていません。
日本維新の会・吉村代表:
12月5日に提案しましたけれど、審議すらされていないという状態が続いて、本当に残念に思います。茶番劇です。そんな国会、本当にまっぴらごめんですね。
維新は15日の委員会で企業・団体献金法案の質疑を打ち切り、採決を求める動議を出し、これに対し野党は猛反発しました。
立憲民主党・笠国対委員長:
こうした動議が出されるということは到底受け入れがたいし、とんでもない暴挙である。
国会の会期末が17日に迫る中、定数削減法案の成立は困難な情勢で、16日、高市首相と維新の吉村代表が党首会談を行い、法案の成立見送りを確認した上で、今後の対応について協議する方向です。