富山県内では28日もクマの目撃が相次ぎました。
今月の目撃件数は被害が相次いだおととしを上回っていて、クマの専門家は「来月末まで警戒を続けてほしい」と呼びかけています。
28日午前8時半ごろ、富山市山田中村の住宅の敷地内で、「クマが柿の木に登った痕跡がある」と住民から通報がありました。
*住民
「カキの木の上部の枝がおかしいと思って、木の下を見に行ったら、ふんや爪跡とかがあった。クマだと確信した」
柿の木の周辺にはクマのふんが多く残されていたほか、爪痕や足跡のようなものも見つかりました。
*住民
「今までクマが出ることがなかった。この近くに出るのが初めて」
「カキの木(の被害)ぐらいなら大丈夫だけど、人身的な被害が一番怖い」
このほか、富山市では大沢野地域や細入地域などでクマの目撃情報が相次ぎ、午後5時までに12件の通報がありました。
連日のクマの目撃を受け、県は立山博物館の「まんだら遊苑」を28日から休苑としました。