天皇・皇后両陛下が主催される秋の園遊会が28日、赤坂御用地で催され、各界の功労者など約1800人が招待されました。
午後2時前、両陛下は深紅の装いの長女・愛子さまや、秋篠宮ご夫妻、佳子さまなど皇族方とともに姿を見せられ、両陛下はまず、高市首相などからあいさつを受けられました。
騎手の武豊さんと元歌手・俳優の佐野量子さん夫妻や、能登半島地震で被災した輪島塗の職人で人間国宝の山岸一男さん、元内閣審議官の新原浩朗さんと菊池桃子さん夫妻などに歩み寄り、声をかけられました。
愛子さまは、佳子さまの勤務先の全日本ろうあ連盟元理事長の石野富志三郎さんに手話で「ありがとうございます」とあいさつし、武豊さんにはレースについて熱心に質問されました。
愛子さま:
数々の賞をとられて。
武豊さん:
長年させていただいて。天皇賞に私ご縁があるといいますか、13勝か14勝させていただいておりまして。今週末も天皇賞がありまして。
愛子さま:
1日に何レースもするのは大変ではないですか?
武豊さん:
多い時は10回くらい乗ることがあって。
愛子さま:
10回も…脚がプルプルしそう。しかも時速60?
武豊さん:
(時速)60~70キロ近く出る時もありまして。
愛子さま:
そのスピードであの姿勢で耐えられるっていうのが、まず私からは信じられない。どこの筋肉を鍛えていらっしゃるんですか?
武豊さん:
頑張っております。やはり一番疲れるのは太ももの…。
愛子さま:
どうぞこれからもお体に気をつけて、ご活躍をお祈りしております。
爽やかな秋晴れのもと、両陛下や皇族方は途中から二手に分かれて苑内を巡り、参加者と和やかに歓談されました。
武豊さん:
天皇賞乗るより、お会いする方が緊張します。きょうは頑張ろうと。もっともっと頑張ろうという気になりました。