10月27日、長野県山形村の大型商業施設「アイシティ21」の敷地内に子グマが居座っていたが、夕方、麻酔の吹き矢で眠らせ捕獲された。午後1時頃、約3キロ離れた高校のグラウンドでも目撃情報があり、同じ個体とみられる。
子グマが大型商業施設の駐車場に居座る
27日午後4時ごろ、山形村の「アイシティ21」の敷地内でクマの目撃情報があった。
クマは体長50センチほどの子グマでその後、駐車場に居座った。
客や従業員などに被害の情報は入っていない。
木登り中、麻酔の吹き矢で眠らせ捕獲
大型商業施設の利用客は「小学生の子供がいるので、登下校とか心配」、「子グマだから、親グマがどうしてるんだろうと探してこないか怖い」と心配していた。
午後5時40分ごろ、クマが駐車場の木に登っているところを麻酔の吹き矢で眠らせて捕獲した。
高校のグラウンドでも目撃
27日午後1時過ぎ、約3キロ離れた松本市の梓川高校の敷地内でも子グマ1頭が目撃されていた。
生徒の保護者から「高校の西側の道路にクマがいる」と学校に連絡があった。
教職員が現場に向かったところ、子グマが高校の西門から敷地内に入り、グランドを通って、東側から敷地外に出ていったという。
当時、授業中で生徒は近くにおらず、けが人はいないという。
高校では放課後の部活動を中止にし、生徒たちに集団下校するよう指導した。
クマは同じ個体とみられる。
