公用車の元運転手の女性に対する強制わいせつの疑いで書類送検され、その後不起訴処分となった南城市の古謝景春市長について、那覇検察審査会が不起訴は不当であると議決していたことが分かりました。
古謝市長は3年前に公用車の車内で当時運転手だった女性の胸を触るなどした強制わいせつの疑いで2024年11月に書類送検されましたが、那覇地検は2月に嫌疑不十分で不起訴処分としました。
この処分について、那覇検察審査会は「被害女性の供述は具体的で当初から一貫していて信用性が高い」として不起訴は不当であると議決しました。
検察審査会の議決を受け、那覇地検は事件を再捜査し起訴するかを判断することになります。
元運転手の女性は「検察審査会の方々がこのような判断をしていただいたことに感謝しています。検察は適切な再捜査をしてほしいと思います」とコメントしています。