沖縄県議会は28日、老朽化している県内の製糖工場の建て替えに向けた財政支援を求める要請書を玉城知事に提出しました。
県内はうるま市にあるゆがふ製糖をはじめ、製糖工場の設備が老朽化し建て替え工事が検討されていますが、費用の確保が課題となっています。
こうしたなか県議会は、工場の建て替えに向け国や県に財政支援などを求める決議と意見書をきょう玉城知事に手渡しました。
このなかでは、サトウキビ産業の発展のために安定した製糖体制の確立が不可欠だとしていて県の積極的な財政支援や補助事業の上限額の引き上げを国に要請するよう求めています。
玉城知事:
県としてはサトウキビ産業の重要性、製糖工場の必要性は当然認識していますので、引き続きその調整を迅速に測り、よりよい方策を見つけたい
玉城知事はこのように応じ、財政措置について内閣府と協議を続けるとともに県としても補助額の上限の引き上げが必要であるとの認識を示しました。
県議会は近く上京し政府に対しても直接支援の要請を行うことにしています。