広島市安佐南区で、住宅の裏山にクマの痕跡が確認され、市などが注意を呼びかけています。

住宅の裏山で、きょろきょろ様子を伺いながら歩く1頭のクマ。
10月22日午後9時20分ごろ、TSSの定点カメラが広島市安佐南区の戸山地区で、その姿を捉えました。

【阿戸下町内会 内藤 正芳 会長】
「そこに入っているんじゃね。1m以上あるね」

今回、クマが出没したとみられるのは住宅や倉庫と10mほどしか離れていない場所。
映像に映った4日後の10月26日夕方、クマが柿の木を物色したとみられる跡を住民が確認しました。

【阿戸下町内会 内藤 正芳 会長】
「これなんか食べた跡よね」

28日朝、警察も周辺を見回るなど、警戒を強めています。

【阿戸下町内会 内藤 正芳 会長】
「住宅からいえば、10mも離れていない場所の柿の木ですから、出会ったら大変なことになるかなと思いますね」

市では午後、クマが出没した戸山地区に捕獲柵を設置し、対応に乗り出すことにしています。

テレビ新広島
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