宮島の包ヶ浦自然公園の利活用計画に向けて、地元住民などと意見交換をする1回目のワークショップが開かれ、本格的な議論がスタートしました。
包ヶ浦自然公園の利活用を巡っては、当初高級宿泊施設の誘致を掲げましたが、「自然破壊を招く」などと反対する住民も多く、計画案を変更。
キャンプ場などに対象を広げて民間から事業者を公募するとしています。
28日は、来年度の利用拠点整備改善計画の策定に向けて、地元住民などと協議する場として初回のワークショップを開催。
地元商工会や旅館組合など8つの団体から17人が参加しました。
ワークショップで参加者からは、包ヶ浦自然公園が持つ自然の豊かさを残して利活用してほしいという意見があがった一方で、ゴミや枯れ葉、シカのフンが多いことや、公共のトイレが和式で若い人には使いにくいなど、問題点も指摘されました。
ワークショップは今年度、残り2回開催するほか3つの分科会に分かれて協議を重ね、来年2月に中間報告をまとめる方針です。