再整備が進む広島競輪場で来月から競輪競技が再開されるのを前に官民合同での消防訓練が行われました。
≪訓練の様子≫
【高橋記者】
「利用者が競輪で当たらないことにいらだち、火を放ちました」
訓練は、来月30日から競技が再開される広島競輪場で、初期消火や避難誘導など安全対策を行うために広島市が企画したもので、消防や警察のほか大手自動車メーカーマツダの子会社も参加しました。
今回は、利用者の1人が券売機付近で放火し、警察官が取り押さえたものの、複数の人が逃げ遅れた想定で行われました。
訓練では、消防隊員が避難誘導を行ったほか、はしご車を使って逃げ遅れた人の救助活動を行うなど、手順を確認していました。
【広島市南消防署・岡 克彦 警防司令官】
「施設側も訓練を重ねることで安全・防災対策の強化につながる。それが地域住民への安全安心につながる」