春の高校バレー島根県大会は10月26日に決勝戦を迎え、安来と松江工業が対戦した男子は、安来がセットカウント3対1で制し、6年ぶりの王者に返り咲き、27回目の全国大会出場を決めました。

春の高校バレー島根県大会の男子決勝戦は、出雲市の県立浜山体育館・カミアリーナで午前10時に始まり、序盤は県高校総体の王者の安来が優位に展開。
増本、原を軸としたコンビバレーでリードを奪いました。
大会5連覇をめざす松江工業も応戦しますが、終盤突き放した安来が第1セットを先取しました。

続く第2セット。
松江工業は出だしにリードを許しますが、4番エースの伊藤にボールを集め、逆転に成功。
しかし安来は安定したプレーで崩れず再逆転、中盤はシーソーゲームに。
22対21で迎えた安来は、10番セッターの吾郷のサービスエースで2点差。
松江工業はセットポイントを握られた場面で、ブロックを決めて粘りますが、
最後は押し切った安来が25対23で2セットを連取、優勝に王手をかけました。

続く第3セット、後がない松江工業が序盤に得点を重ね、リードする展開。
安来もコンビバレーで応戦し、このセットもシーソーゲームが続きました。
中盤に入り抜け出したのは安来、松江工業の本来の攻撃の形ができない状態を逃さず、点差を広げました。
ピンチを迎えた松江工業は、ここで4番エースの伊藤にボールを集め21対21の同点。さらにブロックとサービスエースで23対21と逆転に成功しました。
第1セットから安定したレシーブを見せた1年生リベロの曽田の動きも光りました。
この勢いのまま、第3セットを25対22で松江工業が奪い返しました。

セットカウント2対1で迎えた第4セット。
松江工業のブロックを意識しながら速攻を織り交ぜた安来がリードを奪う展開に。
松江工業は、ここでも伊藤を中心に攻撃を組み立て互角の展開に持ち込みました。
安来はエースの増本が、第3セット終了時に体調不良を訴えて、一時コートから離れるアクシデントもありました。
その後、エースが復帰した安来が中盤で抜け出し、14対12の場面でブロックが飛び出し突き放しました。
終盤1点差に追いすがる松江工業、それを安来が突き放すという状態が続く中、安来が25対22でこのセットを奪い、セットカウント3対1。
6年ぶりの優勝を果たし、27回目の全国大会出場を決めました。

TSKさんいん中央テレビ
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