会社の経営などを引き継ぐ事業承継についてのセミナーが10月23日に八代市で開かれた。経営者を前に講演を行ったのはタレントで実業家のスザンヌさんで、熊本市の老舗旅館を承継した自身の経験をもとに語った。
タレントで実業家のスザンヌさんが登壇
これは少子高齢化など社会構造の変化により、黒字の企業が廃業するに至るなど社会問題化している中小企業の事業承継について、経営者や後継者に考えを深めるきっかけにしてもらおうと、日本M&Aセンターが全国各地で開いているもの。

10月23日に八代市で開かれたセミナーには、県南地域の経営者など約120人が参加。熊本市西区河内町の老舗旅館を引き継ぎ、2024年12月からカフェや宿泊施設を順次リノベーションオープンさせた、タレントで実業家のスザンヌさんが登場し、トークショーが開かれた。
スザンヌさん「熊本に恩返しがしたい」
スザンヌさんは事業を引き継ぐまでの経緯や屋根の補修など、オープンまでに多額の費用が掛かったことなど、苦労話も紹介。

旅館事業を継いだ思いについて、「経営したくても、後継者がいなくて悩まれている方もたくさんいるだろうし、それを担うお手伝いができればということで、〈熊本に恩返しがしたい〉ということで頑張りました」と語った。

また、スザンヌさんは「事業承継する際は、事業を継ぎたい、引き継いでほしい、どちらの立場の人もしっかり相談することが大切」と話していた。
(テレビ熊本)

 
       
       
         
         
        