23日の秋田県内は冷え込んだ朝を迎えました。鹿角市八幡平では、最低気温が氷点下0.4度と今シーズン県内で初めての冬日を観測。このほかの多くの地点でも今シーズン最も低い気温となりました。
秋が深まり冬の足音が近づく中、秋田市で23日、冬の高速道路で活躍する除雪車の出動式が行われました。
秋田市の秋田南インターチェンジで行われた出動式には、ネクスコ東日本の職員や県警高速隊の隊員などが参加し、この冬の作業の安全を祈願しました。
また、市内の御所野幼稚園の園児が招待され、除雪車の運転席に座るなどして“働く車”について理解を深めました。
ネクスコ東日本秋田管理事務所は、秋田自動車道、日本海東北自動車道、東北中央自動車道の計171.1キロの除雪や路面の凍結防止作業を担当します。
昨シーズンは11月18日に初めて除雪を行い、出動回数は5073回と過去5年間の平均を41%上回りました。
ネクスコ東日本秋田管理事務所の池田英明所長は「スピードを抑えて、車間距離を十分に取って安全運転を心がけてほしい。早めの冬タイヤへの交換もお願いしたい」と呼びかけました。
2026年4月30日まで85台が除雪作業にあたります。
ネクスコ東日本によりますと、2015年以降、県内の高速道路で最も早く雪が降った日は10月25日でした。
一方、2022年の調査では、11月の第3週で2割の車が冬タイヤを装着せずに高速道路を走行していたことが分かりました。
特に山沿いでは、いつ雪が降り路面が凍結してもおかしくない時期に入っています。早めの冬への備えと安全運転を心がけましょう。