鳥取市の山陰道近くで発掘された古墳が調査の結果、鳥取平野の中でも最古級である約1700年前の古墳時代前期に造られた前方後方墳であることがわかり10月22日、報道陣に公開されました。
「この真ん中に基本的には有力者が葬られている。」
鳥取平野で最古級の前方後方墳であることがわかったのは鳥取市の本高・古海(もとだか・ふるみ)古墳群にある「古海36号墳」です。
場所は山陰道の鳥取西インターの東側で、県埋蔵文化財センターによる2024年からの発掘調査で、全長約65メートルあり、今から約1700年前の古墳時代前期に造られたことがわかったということです。
また、古墳の頂上付近からは葬儀に使われたとみられる土器や埴輪が出土していて、県内で発掘されたこの時期の前方後方墳などの頂上付近から土器が出土するのは珍しく、貴重な発見になったということです。
鳥取県埋蔵文化財センター・北浩明文化財主事:
どういうふうに古墳が造られたかとか、どういうふうに有力者が育ってきたかとか、当時の社会情勢がだんだん明らかになってくるかと。
今回の新発見について、10月26日に一般に向けの現地説明会が開かれます。