富山県立高校の再編の議論が進む中、現役の高校生が理想の高校について考える授業が行われました。
授業は南砺福野高校の探求コースの2年生と3年生が参加して行われ、高校再編について、事前に新聞やインターネットで調べたうえで、10のグループに分かれて意見をまとめ発表しました。
*参加した生徒は
「『伝統芸能で地域活性化』をテーマに理想の学校を考えました」
「『寺子屋式教育』っていうのは自分に合った教育をするものなんですけど」
「私たちは『寿司から世界へ』というテーマで発表します」
県教育委員会は高校再編の素案として、現在ある34校を2038年度に20校まで絞り込み、1学年480人規模の大規模校1校を新築する方針を示しています。
現役高校生が考える理想の学校のアイデアは…?
*『伝統芸能』に着目
「部活や授業に伝統芸能(工芸)を学べるものを取り入れることで地域の人とつながりを持てる」
*高校から『寿司』を発信
「食堂で世界でも好かれているすしであり富山県の魅力でもある“ますの寿司”を売り出すといい。地元の人や海外の人と食堂で触れ合える機会が増えると考えた」
高校生は地域とのつながりや、将来の職業、テストの在り方までそれぞれの理想の学校について意見を交わしていました。
*参加した生徒は
「3年生なので卒業して高校とは関係なくなると思っていたが、自分たちで考えてみることで自分が本当に行きたかった学校とか、いま中学生や小学生の後輩に行ってほしい高校を考える機会になった」
「少子化しているのでどうしても無くなる高校や新しく必要になる高校もあると思うが、駅やバス停からの近さなどアクセスのしやすさは考えてほしい」