富山県が示すリハビリテーション病院・こども支援センターの病床数削減の方針に対し、県内の小児科医や医療的ケア児の家族などが方針の見直しを新田知事に要望しました。
要望を行ったのは、富山大学附属病院の田村賢太郎医師や医療的ケア児の家族など11人で、新田知事に対し要望書を渡しました。
要望書では、県が経営改善のため今年度中に県リハ病院こども棟の病床数を現在の52床から半分以下の24床に削減するとする方針を見直すよう求めています。
また、家族が用事の際などに医療的ケア児を一時的に預ける短期入所、「レスパイト」の需要があるとして、受け入れ体制を確保するよう要望しています。
*堀口里奈さん
「現時点での表面的な数字で判断せず、5年後、10年後、20年後の社会の姿を見据え
、慎重に検討していただきたい」
要望に対し新田知事は、レスパイトの潜在的なニーズを把握するための調査を行うと述べた上で、受け入れ体制に関する協議会の設置についても前向きな考えを示しました。