決断と前進を掲げる高市内閣が本格始動です。
就任翌日の22日朝、高市首相は予定を1時間半ほど早めて官邸入りしました。
記者:
総理、ぶらさがり(取材)よろしいでしょうか?
高市首相:
ミサイルのことがありまして予定を変更したので、後ほど。
北朝鮮による弾道ミサイル発射への対応で緊張の幕開けとなりました。
高市首相:
国民の生命を守るために、危機管理はこの内閣にとって非常に重要な課題。決断と前進の内閣。全ては国家国民のために、その思いだ。
“決断と前進の内閣”を支える新たな閣僚たちもそれぞれの持ち場で始動しました。
外国人政策も担当・小野田紀美経済安保相:
一部の外国人による犯罪や迷惑行為、各種制度の不適切な利用などにより、国民が不安や不公平を感じる状況も現在生じている。排外主義に陥ってはならないが、政府一体で総合的な検討を進めたい。
今回、42歳で初入閣した小野田紀美経済安全保障担当相は、高市内閣で新設された外国人政策も担当します。
鈴木憲和農水相:
今後のメディア対応のあり方も含めて、ご指導いただけたらと思います。
小泉前農水相:
あんなにいっぱいやらない方がいい。マイペースでやってください。
小泉前大臣と和やかに引き継ぎを行った初入閣の鈴木憲和農水相が早速、意気込みを語りました。
鈴木憲和農水相:
「農は国の基なり」。この言葉を私自身胸に刻みながら、安心して先の見通せる農政を実現していく。
コメの価格高騰への対応については「私の立場で(コメの)価格が高いとか安いとか、こういったことは申し上げません。価格はマーケットの中で決まるべきものだろうと思う。今の価格では購入が厳しいという声も聞いているので、多様なニーズにしっかりと応えきれるような生産を行っていくべきだろうと思っている」と述べました。
こうした中、高市首相が国会で行う所信表明演説について、参議院では24日に行うことで与野党が合意した一方、衆議院では与野党が合意に至らず結論は23日に持ち越しとなりました。