ユニークな発想から生まれた現代アートにも注目です。
高校生の芸術の祭典、長崎県高等学校総合文化祭の美術展が22日から長崎市で開かれています。
長崎市の県美術館で開かれている県総文祭の美術展には、県内の高校生による絵画や現代アートなど5部門の474作品が展示されています。
対馬高校の西 漣花さんによる作品、タイトルは「キャパオーバー」です。
西さんによると、シュレッダーにかけた紙が表すのは「日常のストレス」。
したくないことの多さや、SNSで知りたくない情報が入ってくるストレスなどを拒絶したい思いを表現しています。
審査は21日までの2日間で行われ、474作品のうち49作品が優秀賞に選ばれています。
島原高校の牧本ほのかさんの絵画作品「鍛冶場」です。
優秀賞に選ばれた中でも審査員の評価が高く、2026年に秋田県で開催される全国総文祭へも出展されます。
県高等学校総合文化祭【美術部門】 水田 竜太 実行委員長
「緻密に細かいところまで描かれた作品で、奥から光が当たっているが、柔らかく奥行きを感じさせる陰影もしっかり表現されていて、まとまった雰囲気ただよういい作品」
鑑賞した高校生
「同じ年齢でこんなに描けるのがすごい」
「想像力が人それぞれ違って、描く絵に個性が出ていてすごい」
県高等学校総合文化祭【美術部門】 水田 竜太 実行委員長
「いま高校生がどのように社会について思っているか、どういったことを伝えたいと思っているか」
「美術には人の心を動かす力があると思うので、(展示を通して)どんどん広めてほしい」
高校生の個性あふれる力作ぞろいの美術展、入場は無料で10月26日まで開催されています。