和暦で数えると、2025年は昭和100年にあたります。
長崎市の資料館で、昭和初期の旅や暮らしをテーマにした企画展が開かれ、タイムスリップした気分を楽しめます。
長崎の料亭や銀行などの名前が入ったマッチ箱。
広告の役割もあり、レトロなデザインが目を引きます。
2025年は昭和100年になるのにあわせ、長崎市平野町の長崎歴史民俗資料館で開かれている企画展「昭和を旅する」です。
「昭和初期の旅と暮らし」がテーマで、炊飯道具などの日用品をはじめ、革製の旅行かばん、カメラなど166点が展示されています。
訪れた人(東京から、昭和25年生まれ)
「昔を懐かしむにはいいですよね」「見たことあるし、使ったことあるようなのがたくさんあったので」
大正から昭和初期にかけて鉄道や道路が整備され、長崎市にも多くの観光客が訪れるようになりました。
名所や旧跡を写した絵葉書が登場し、昭和8年=1933年には観光パンフレットも発行されました。
長崎歴史民俗資料館 黒岩 秀文 さん
「昭和というのは本当に激動と変革の時代ですね」
「ぜひタイムスリップして、100年前の長崎というか昭和を楽しんでいただければと思います」
企画展「昭和を旅する」は入場無料で、12月21日まで開催されています。
また、常設展示には、大正から昭和初期の和室を再現したコーナーもあり、当時の雰囲気を肌で感じることができます。(※午前9時~午後5時、月曜休館)