「発電機が止まりブラックアウト」。愛媛県大洲市の青島沖で21日夜に航行中のタグボートが航行不能になり、松山海上保安部が22日にえい航して救助されました。
現場は大洲市青島の南西の沖合。21日午前8時頃、岩手県陸前高田市の企業が所有するタグボートの船員から「発電機が止まりブラックアウトし航行不能になった」と118番通報がありました。
「ブラックアウト」は電源の供給の不能で船で使うレーダーなど、ほぼ全ての電気機器が使えなくなることです。
松山海上保安部によりますと、巡視艇が出動し調査。タグボートには乗組員4人が乗っていて、このうち1人がヒザに軽いケガをしました。油の流出や浸水はなかったとしています。
巡視艇は22日午前7時半からタグボートをえい航。大洲市の長浜港に入り、救助は午前11時前に終えたということです。
松山海上保安部はトラブルの原因を調べています。このタグボートは航行不能になった際、錨を下して停泊。電気が使えなくなって巻き上げることができず、錨と鎖(約2.5メートル)と繋いでいたロープ(約50メートル)を海で切り離していて、付近を航行する船に注意を呼びかけています。
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