愛媛県今治市の建築金物販売業者が、破産開始の決定を裁判所から受けていたことが22日までに分かりました。負債総額は約3200万円と見られています。

破産開始の決定を受けたのは、今治市東鳥生町の建築金物販売業「柿原商店」です。

東京商工リサーチ今治支店によりますと「柿原商店」は1980年2月に設立。今治市や島しょ部の農協、建材店や大工などを顧客に経営基盤を確立し、1990年7月に市内郷新屋敷にホームセンター「アップル」をオープン。1992年8月期には売上げが約3億円に上っていました。

しかしホームセンター大手「ダイキ」の進出に伴い競争が激化して伸び悩み、1995年8月期から連続で赤字を余儀なくされ、1998年8月頃にホームセンターを閉鎖。大幅に事業を縮小して不動産を売却し、銀行からの借入金の返済を進めてきました。

この状況でコロナ禍以降の事業の内容は精細を欠き、2023年8月期の売上げは4500万円に低下。2度目の不払いで2024年9月に行き詰まりが表面化し、破産開始の決定を松山地裁今治支部から10月10日に受けました。

負債総額は約3200万円と見られています。

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テレビ愛媛
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