沖縄で戦没者の遺骨をボランティアで収集する男性が、長崎市で開かれた講演会で「市民の力で戦争を止めよう」と呼びかけました。

講演会は「戦争・改憲・安保法制を許さない長崎の会」が開いたもので、沖縄戦の遺骨収集ボランティア団体の代表・具志堅隆松さんが活動について語りました。

太平洋戦争で地上戦が展開された沖縄では、軍人だけでなく一般市民もあわせ20万人以上が犠牲になりました。

具志堅さんは、激戦地跡などで埋もれたままになっている戦没者の遺骨を収集する活動を40年以上続けています。

沖縄戦遺骨収集ボランティア団体 具志堅 隆松 代表(71) 
「(犠牲者は)死にたくて死んだわけではない。本当は生きて帰りたかったんだとわかる」
「私たちが国の進む方向を決めることができる。みんなで戦争に反対するための声を上げていこう」

講演を聞いた人
「胸が詰まった」
「(これからは)子供たちがしっかり伝えていくことが大切」

具志堅さんは、集まった約70人に「戦争は政府による人災だ」「みんなで戦争を止めよう」と、強く訴えていました

テレビ長崎
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