福井県内の60歳以上の男性が集まって立ち上げた合唱団「ゴールデンエイジふくい」が26日福井市内でコンサートを開きます。本番まであと5日に迫り、熱の入った練習の様子を取材しました。
武田祐季節アナウンサー:
「力強い歌声が会場に響いています。平均年齢77歳とは思えないパワーを感じます!」
男声合唱団「ゴールデンエイジふくい」の現在の団員は74人で、シニアでは北陸で最大規模を誇ります。
26日に開催されるコンサートを前に、21日は本番の舞台となるハーモニーホールふくいで練習を行いました。
ゴールデンエイジふくいの設立は2006年で、結成20周年を迎えました。仕事ばかりで「これといった趣味がなかった」という男性たちが集まった合唱団です。
参加条件はただ一つ。県内に住む60歳以上の男性、ということ。過去の合唱経験は一切問いません。
現在の団員の平均年齢は77歳。
最高齢は魚谷隆司さん、御年91歳です。元気に活動を続ける秘訣を聞くと「大勢の人と一緒に歌うことが楽しい。練習にはどうしても行こうという目標があり続けてこられる」と語ってくれました。
設立当初から指揮者を務める田中幸一さんは合唱団の特長について「少年のような熱い気持ちを持っている。やっぱり情熱」と話します。
ゴールデンエイジふくいはこれまで、県内外で180回以上のステージを重ねてきました。
断腸の斎藤厚一さんは「熱意というか、生きがい。高齢者なので亡くなる人も多くて。亡くなっても次の人が入ってくる。受け継いでいけるのがこの合唱団の強み。」
ゴールデンエイジふくいのコンサートは26日にハーモニーホールふくいで開かれます。