21日の臨時国会で自民党の高市早苗総裁が女性初の首相に選出されました。自民党と日本維新の会の連立政権が動き出します。福井県民や関係者の受け止めを取材しました。
「高市早苗君を内閣総理大臣に指名することに決まりました。」
日本の憲政史上初の女性首相に任命された自民党の高市早苗総裁。指名選挙では、福井県選出の自民党議員の3人が高市氏、立憲民主党の2人は野田佳彦代表に投票しました。
そして、衆議院議員で「改革の会」の斉木武志氏は高市氏に投票。1回目での過半数獲得に一役買いました。
▼高市首相の誕生に県民は―
「日本で(女性の総理大臣は)初めてだから頑張ってもらいたい。やっぱり経済」
「大きな期待をする。国民のために働いてほしい」
「外国の人の犯罪が増えている…。日本人が住みやすいようにしてほしい」
「これから高齢社会で医療をどう支えていくかが気になる」
「2人目の出産を控えているので、お金面でもう少し支援があったらいい」
「税金がちょっとでも安くなるように。物価高やから」
▼今後の日本のかじ取りを自民と維新の連立政権が担うことについて県民は―
「一緒に高市さんとやっていくという感じなら前向きに頑張ってほしい」
「(日本維新の会は)橋下さんが立ち上げた。なんとか頑張ってもらいたい」
「議員数を減らすのは当たり前のこと。本当はもっと減らしてもらいたい」
「国民の数も自治体の数も減っていっているので合わせることが必要なのかなと思う」
「ガソリンとか、子どもの(政策を)しっかりしてほしい」
「(食品の消費税0%は)一番大事なところをやってくれた。ただ2年というのは、もっと長く続けてほしいのが正直なところ」
また、高市首相の夫で鯖江市出身の元衆議院議員山本拓さんが電話で報道陣の取材に応じました。
山本拓氏:
「国会で指名を受けたという事に、まずはほっとしている」
Q.日本初のファーストジェントルマンになった感想は―
「そんな自覚はありません。欧米諸国と違って日本の場合はあまりパートナーが目立たない方がいいんでしょう。出すぎてろくなことはない。女性初のリーダーになりましたが、ガラスの壁がありましたよ。私も国会議員を長年やっていたので要領を得ているので、サポートしていきたい」