福井県内の政党関係者は、高市首相の誕生をどう受け止めているのか、また、自民と維新による連立政権をどう評価するのか聞きました。


◆自民党県連・福井維新の会の反応

まず、自民党県連・西本正俊幹事長は、高市首相が就任したことについて「非常に近いものがある。高市首相もそう感じていると思う。福井の新幹線・原子力など重要課題について、しっかり把握、熟知している。そういった意味でも心強い」と話しました。また「歴代で一番長く総務大臣を務めていて地方に精通している。人口減少など課題が多く、高市総理への期待は大きい」としました。
 
また、維新の会の県内組織・福井維新の会の幹事長を務める土田光・鯖江市議会議員は、与党入りについて「高市総理は改革のためのすごいエネルギーを持った方。6月に一度会ったが、とても日本のことを考えている方。一緒にこの国を良くしていきたい」と語りました。


◆北陸新幹線の敦賀以西ルート問題

維新の連立政権入りで大きな影響を受ける可能性があるのが、北陸新幹線・敦賀-新大阪間のルート問題です。米原を含むルート再検証を求める維新が公明党に替わって与党入りしたことで、小浜・京都ルートの実現の先行きは不透明感が増しています。
 
自民党県連の西本幹事長は「自民・維新の連立政権でも『米原ルート』はありえない。ルートの再確認をしているが、早く与党PT、整備委員会を開き、議論の場を作り前に進めてほしい」
 
また、福井維新の会の土田幹事長は「福井維新の会の立場としては『小浜・京都ルート』がベストと党本部にも訴えている。党本部でも『米原ルート』は少し難しいとの声も出ている。早期着工を訴えていきたい」としました。
 


高市首相の誕生と新しい連立政権が県内の課題にどんな影響を及ぼすのか注目されます。 

福井テレビ
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