サッカーJ2は、V・ファーレン長崎が快進撃を続けている。18日に行われたホームゲームで長崎はヴァンフォーレ甲府を4-0で下し、15試合負けなしの好調を維持。水戸が千葉に敗れたため、ついに長崎が首位に浮上した。
2万人のサポーターを前に 攻め続けて4得点
明治安田J2リーグ第33節。ヴァンフォーレ甲府との一戦はチケット完売となる人気ぶり。

今季最多となる1万9614人のサポーターがスタジアムに詰めかけた。
序盤から攻勢に出た長崎は、前半10分に先制点を奪う。笠柳から澤田へつなぎ、澤田の折り返しにエジガルがダイレクトで合わせた。この日は左サイドからの攻撃が効いており、前半23分には笠柳がドリブルで切り込みシュートを放つも、惜しくもゴール右に外れた。
前半26分、マテウスから澤田とつなぎ、山口へ。DFにブロックされるもこぼれ球を拾った澤田が冷静に流し込み、追加点を奪った。澤田崇選手は「いい感じでこぼれてきてかわして、冷静に流し込んだという感じ。結果が欲しかったのでそこでゴールが取れたのでよかった」と語った。
2点リードで折り返した長崎は、後半も攻撃の手を緩めず、後半26分にはマテウスの巧みなスルーパスに抜け出した松本が落ち着いて流し込み、3点目を奪った。とどめは後半アディショナルタイム、コーナーキックからマテウスのヘディングでダメ押しの4点目を決め、試合を決定づけた。
ついに首位浮上!高木監督就任後15戦連続負けなし
終始相手を圧倒して4-0で快勝した長崎は、高木琢也監督が就任してから15戦無敗。水戸が千葉に負けたため、長崎が首位に浮上した。
高木監督は「本当にすばらしい勝利だったと思っている。攻める姿勢を常に続けたかった、続けてほしかった。とにかく引き下がるのではなくて得点を取って最後まで攻め切る。その指示を常に後半でも伝えた」と試合を振り返った。
松本天夢選手は「入りもよかったですし、失点しなかったのもいい点だった。ゴールのところはもっと磨きをかけて、ここからは連続ゴール続けていければいいかなと思います」とコメントした。
注目すべきは長崎の勢い。15試合連続負けなしという記録を更新中で、ベテランの澤田は1ゴール1アシストを記録し、13試合ぶりのゴールを決めた。
大卒ルーキーの松本は2試合連続ゴールを挙げ、チームは3試合連続クリーンシートを達成している。

勝ち点3を積み上げた長崎は首位に浮上し、2位水戸との勝ち点差は1。3位千葉との勝ち点差は4となった。

次節もホームゲームとなり、25日(土)に9位の今治と対戦する。
(テレビ長崎)