2025年1月に発見された「レモン彗星」が10月21日に地球に最接近する。その後、少しずつ地球から離れるが、太陽に近づくことで明るさが増し、地平高度も上がる。11月上旬にかけて、午後6時半ごろから約1時間、西側の空の低いところで観測できそうだ。次に見られるのは約1400年後だという。
「レモン彗星」が地球に接近中
10月17日午後6時過ぎの鷹狩山から見た長野県大町市の夜景。
その北西の夜空にズームすると、青緑色に輝く星が。

現在、地球に接近中の「レモン彗星」だ。
2025年1月にアメリカにある「レモン山天文台」で発見されたことから名付けられたという。
10月17日にNBSのカメラマンが撮影した画像では、星の後ろで輝く長い尾もしっかりと確認できた。
次に見られるのは約1400年後?
次に地球で見られるのは約1400年後といわれるレモン彗星。
地球への最接近は10月21日。その後、少しずつ地球から離れるが、太陽に近づくことで明るさが増し、地平高度も上がる。

10月末をピークに11月上旬までが見ごろとなりそうで、午後6時半ごろから午後7時半ごろの間に西側の空の低いところで観測できそうだ。
「スワン彗星」も接近中
また、南西の空には、現在、「スワン彗星」も接近している。

天気が良ければ、二つの彗星を同時に観察することができる。
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