高校野球秋の東北大会は10月17日に決勝戦（岩手県花巻市）が行われました。
花巻東は青森第一代表の八戸学院光星に手に汗握る接戦の末、4年ぶり2回目の優勝を果たしました。
井上智晶アナウンサー
「一戦必勝を積み重ね決勝の舞台まで勝ち上がってきた花巻東、明治神宮への出場権をかけて大一番に挑みます」
青森第一代表・八戸学院光星との決勝戦は花巻東の地元・花巻球場で行われました。
初回に1点を失った花巻東は3回ウラ、1アウト1塁2塁の更なる失点のピンチで、先発した赤間に代わってエースの萬谷を投入します。
萬谷は伸びのあるストレートで後続を抑え相手に傾きかけた流れを止めます。
その直後の4回、花巻東は先頭の4番・古城がセンター前ヒットで出塁すると、打席には前の回を抑えた5番・萬谷。痛烈な打球はライト線を破り同点のタイムリーツーベースヒット。
さらに続く久保村のセンター前へのタイムリーなどで花巻東打線はこの回5安打の猛攻で3点を奪い勝ち越しに成功します。
萬谷は8回まで無失点に抑えます。
しかし最終回、ワイルドピッチで1点差に迫られ、なおも2アウト3塁1塁と一打同点のピンチを背負います。
花巻東2年 萬谷堅心投手
「応援している人たちの分も自分が（背負って）この一球で終わらせるという事を意識した」
最後は強気で投げ、三振。
花巻東が4年ぶり2度目の東北大会優勝を果たしました。（花巻東3-2八戸学院光星）
花巻東2年 萬谷堅心投手
「今まで花巻市民の方々にいろいろ支援していただいて地元の花巻で優勝することができてとてもうれしい」
花巻東 古城大翔主将
「神宮大会に臨むという事なので、しっかり東北大会に出場したチームの思いも背負って自分たちらしく戦いたい」
花巻東は11月14日に開幕する明治神宮大会に出場します。
