ロシア反体制派の男性を暗殺しようとした疑いで、フランスの治安当局がロシア南部ダゲスタン共和国出身とみられる男など4人の身柄を拘束しました。

フランスの治安当局は、個人を標的としたテロの準備を行ったとして4人の男の身柄を拘束したと発表しました。

地元メディアによると、標的となったのはロシア出身で現在はフランスに亡命しているウラジーミル・オセチキンさんです。

オセチキンさんは、ロシアの刑務所で行われている拷問の実態を告発するホームページの創設者として知られています。

拘束された男のうち3人はロシア南部ダゲスタン共和国出身者とみられ、オセチキンさんの自宅周辺を下見する様子などが確認されているほか、携帯電話には現場での動きを指示する音声が残されていたということです。

4人は「依頼主を知らない」などと供述しているということですが、治安当局はロシアの情報機関の指示で暗殺を準備していた疑いがあるとみて調べています。