FIFA(国際サッカー連盟)は5日、新たに創設した「FIFA平和賞」をアメリカのトランプ大統領に授与しました。
2026年6月に開幕するサッカー・ワールドカップの北中米3カ国大会の組み合わせ抽選会が5日、アメリカの首都ワシントンで行われトランプ大統領が出席しました。
抽選会を前に、FIFAはパレスチナ自治区ガザの和平合意を仲介したことなどを評価して、新たに創設した「FIFA平和賞」をトランプ大統領に授与しメダルとトロフィーを贈りました。
トランプ大統領:
人生における最大の栄誉の1つだ。われわれは何百万人もの命を救った。例えばコンゴ民主共和国では1000万人以上が殺害され、さらに1000万人が犠牲になるところだった。
FIFAのインファンティノ会長は「世界平和と団結を促進するための卓越した行動をたたえる」とトランプ大統領を褒めちぎり、トランプ氏も受賞に笑顔を見せました。
一方、会場の外ではトランプ氏の移民政策などに対し抗議をする人が集まり、「平和賞を授与するな」などと不満の声を上げました。