全国各地でクマによる被害が相次いでいることを受け、警察庁は全国の警察の担当者を集め、クマの習性などを学ぶ研修会を初めて開催しました。
クマの被害が相次ぐ中、警察は住民の避難や安全確保のために出動するケースが増えています。
警察庁は16日、現場の警察官が安全に対応できるよう、クマが生息するとされる37都道府県警の担当者43人を集めて研修会を開きました。
研修会では、クマの生態に詳しい東京農工大学大学院の小池伸介教授がオンラインで講義を行ったほか、北海道警と秋田県警の担当者が過去の対応事例を紹介して注意点を伝えました。
警察庁は今回の研修を通して、対応経験が少ない地域の警察に教訓を共有し、現場の対応力を強化する狙いです。